Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
乙坂 重嘉; 天野 光; 伊藤 集通; 川村 英之; 小林 卓也; 鈴木 崇史; 外川 織彦; Chaykovskaya, E. L.*; Lishavskaya, T. S.*; Novichkov, V. P.*; et al.
Journal of Environmental Radioactivity, 91(3), p.128 - 145, 2006/00
被引用回数:20 パーセンタイル:42.21(Environmental Sciences)1998年から2002年にかけて、日本海の22観測点で観測した堆積物中の放射性核種(Sr, Cs及びPu)の存在量と存在比から、同海域における粒子状放射性核種の輸送と蓄積過程を明らかにした。日本海における堆積物中のSr, Cs及びPuの存在量は、それぞれ0.6-87Bq/m, 5.9-379Bq/m及び0.6-78Bq/mの範囲であった。日本海盆及び大和海盆では、深海(水深2km以深)部における堆積物中の放射性核種存在量は同程度であったが、堆積物中の平均Pu/Cs比は大和海盆に比べて日本海盆で大きかった。特に西部日本海盆で見られた大きなPu/Cs比は、この海域表層へのPu/Cs比の大きな粒子の生成と深海への急速な粒子沈降がもたらした結果であると結論付けられた。対馬海盆及び大和海盆縁辺部では、堆積物中の放射性核種の存在量及びPu/Cs比が大きかった。対馬暖流による粒子状放射性核種の水平輸送が南部及び東部日本海における堆積物への大きな放射性核種の蓄積をもたらしたと考えられた。
山本 忠利; 郡司 勝文; 五十嵐 延行*
JAERI-Research 98-072, 21 Pages, 1998/12
青森県六ヶ所村沖の測点から海水試料を採取して、その中に含まれる放射性物質の濃度レベルを調査した。人工放射性核種としてPu,Sr,Cs等が検出されたが、いずれも各測点の海水において放射能の違いは認められず、ほぼ均一に分布していた。六ヶ所村沖における他の機関による最近の観測データと比べて、同じくらいの放射能のデータが得られた。本報告は、平成8年度及び平成9年度に実施した放射能濃度の測定結果についてまとめたものである。
not registered
PNC TJ1621 94-001, 111 Pages, 1994/03
核燃料サイクル施設から一般環境に漏洩する可能性のある長寿命人工放射性核種の長期動態を評価・予測するための基礎研究として、すでに環境中で定常状態となっていると考えられる天然放射性核種の海洋における挙動研究を実施する(平成3年から平成5年度までの3年間)。このため海水中に存在するウラン、トリウム、ラジウムあるいはポロニウムを構成する諸核種について、沿岸海洋の濃度レベル、海洋生物への濃縮、海底堆積物への移行・蓄積などについて調査・検討を行う。平成3年度は、以下の項目についてレビューを行った。(1)海洋試料中に含まれる放射性核種の定量法(2)海洋における238U(234U)、232Th(228Th)、226Ra(228Ra)、222Rn、210Pb、210Po、の分布と挙動(3)LLRLのこれまでの研究成果
上野 馨*; 星 三千男
JAERI-M 93-161, 25 Pages, 1993/09
生活環境には、さまざまな放射性核種が存在する。このような放射性核種に関する授業は、原子力の置かれている状況を正しく把握するために役立つと考え、原子力総合研修センター原子炉研修部門で実施している一般過程において、生活環境の放射性核種というタイトルで講義が行われてきた。1993年、カリキュラムの改定により、この講義が発展的に解消したため、使用してきたテキストをもとに本報告が作成されたものである。内容は生活環境に見られる天然及び人工の放射性核種の由来とその濃度などである。
not registered
PNC TJ1621 93-001, 76 Pages, 1993/03
核燃料サイクル施設から一般環境に漏洩する可能性のある長寿命人工放射性核種の長期動態を評価・予測するための基礎研究として、すでに環境中で定常状態となっていると考えられる天然放射性核種の海洋における挙動研究を実施する。このため海水中に存在するウラン、トリウム、ラジウムあるいはポロニウムを構成する諸核種について、海洋での存在状態、海洋生物への濃縮、海底堆積物への移行・蓄積などについて調査・検討を行う。この報告書には、東海近辺(日立市久慈浜を含む)および比較対象として大洗の沿岸で採取した海産生物について40K、U同位体、Th同位体、226Ra、210Pb、210Poおよび137Csの分析を実施した結果を記した。海産生物は、東海事業所安全管理部環境安全課(事業団)で定期的に採取して測定を行っているシラス、カレイ(ヒラメ)、平貝(コタマ貝)およびアラメ(ヒジキ、カジメ)を対象とした。今回すべての海産物試料において、上記の核種を測定することができ、これら核種の生物の濃縮程度および生物間の種差の違いによるレベル差などを考察した。
富田 純平; 阿部 琢也; 坂口 綾*; 宮田 佳樹*; 長尾 誠也*; 山本 政儀*
no journal, ,
南相馬市内から採取した水試料(井戸水・湧水・水道水)中の人工放射性核種(Cs・Cs・Sr)及び天然放射性核種(U・Ra同位体、K)濃度を測定した。水試料中のSr及びCs濃度は、それぞれ検出限界(約0.08)以下3.4及び検出限界(約0.5)以下4.2 mBq Lであった。水試料中のSr濃度は、概ねグローバルフォールアウト由来のものと同程度である一方、放射性Csについては、低濃度であるが、2011年3月に補正したCs/Cs放射能比から、福島第一原子力発電所事故の影響が示唆された。水中のU、濃度は、0.692455 ng Lであった。検出されたRa及びRa濃度は、それぞれ0.142.7及び0.189.2 mBq Lと低濃度であった。検出された核種濃度を用いて、1年間1日2Lずつ飲料し続けた場合の成人の預託実効線量を計算したところ、最大で8.0Sv yであった。検出された核種濃度から求めた核種毎の平均値を用いて見積もった平均線量は、0.7Sv yであり、この場合の人工放射性核種の寄与は、全体の4%程度であった。
外間 智規; 藤田 博喜; 飯本 武志*
no journal, ,
原子力事故や放射能事故のような緊急時には、空気中の放射性核種をモニタリングすることが重要である。しかしながら、豊富に存在する天然放射性核種による妨害が大きく人工核種の測定は困難である。本研究では、アルファ/ベータサーベイメータと多重パルス時間間隔解析法を用いて、プルトニウムなどのアルファ線を放出する人工核種を迅速に測定可能なモニタリングシステムを開発した。開発した本モニタリングシステムの検出限界値は、空気中の人工放射性核種濃度に換算して2.510 Bq cmとなった。